骨軟部腫瘍について
腫瘍は身体の様々な部位に起こります。骨軟部についても例外ではありません。体幹部や太腿などの皮膚が膨らんできたり、違和感を覚えたときは、骨軟部腫瘍の可能性があるので、お早めに医療機関を受診するようにしましょう。
このような方はお早めに受診して下さい
- 太ももや膝の裏に"しこり"が出来た
- 腕が腫れてきて違和感がある
- 腫れが徐々に大きくなってきた
- 以前は痛みが無かった腫瘍に鈍痛がある
- 腫れている部分を圧迫すると痛みが走る
- 肺がんや乳がんなどの治療を受けたことがある
- 特に強い力をかけていないのに、骨折してしまった
- 膝や股関節に痛みがある
- 背骨が痛い
- など
骨軟部腫瘍の治療
- 医療機関でMRI撮影や超音波検査などを行い、特に問題のない良性腫瘍だと判断できたときは、しばらく経過を見守ることもあります。しかし、腫れが大きくなったり、痛みが出てくることもありますので、必要に応じて腫瘍を取り除くための手術を検討します。
- なお、検査によって悪性腫瘍だと確認出来たときは、腫瘍を取り除くための手術が必須になります。その際には、再発のリスクも減らすため、周辺の組織も広く取り除くことが一般的です。悪性腫瘍は再発や転移の可能性もあるので、化学療法や放射線療法の併用も検討します。当院では治療できませんので専門病院を紹介します。