頸部痛について
首の骨は、重さが7kg前後もある頭を支えているうえに、上下左右に動かしたり、回転させたりと、複雑な動きを制御しています。このように大きな負担が常にかかっているため、頸部痛は頻繁に起こります。さらに、頚椎の構造的な問題(ストレートネック)や加齢によって首の筋肉が弱ってきたり、運動不足から首をあまり動かさないでいると、首の筋を違えたり、筋肉痛を起こしたりします。
よく見られる症状
- いきなり首が痛くなった
- 強い痛みではないが、首の不快感が続いている
- 首の動く範囲が狭くなった
- 後ろを振りむことが出来ない
- 首の辺りが熱くなっている
- 手が痺れる
- 食事などの際に首や手を動かしにくい
- 首の辺りにしこりがある
- など
お早めに受診して下さい
- 頸部の痛みが気になった場合は、まず整形外科を受診します。当院では、頸部のレントゲン写真を撮影し、頸椎などに異常が無いかどうか確認します。そのうえで、痛み止めや血流を促進する薬など、症状や要因に合わせて薬を処方します。
- 激しい痛みがある場合や、痛みが強くなったりする場合には、さらに詳細な検査を行います。骨や関節の椎間板の変形で神経が圧迫されているのであれば、エックス線撮影を行うことで分かります。しかし、ヘルニアなどが原因になっている場合は、MRI検査などが必要になるのです。腕や手のシビレが伴う場合にはお早めに当院を受診してください。