腰痛について
腰の骨は、ブロックのように積み上げられた5つの腰椎で構成されています。腰痛の多くは、この腰椎に負担がかかったり、障害が起きたりすることによって発症しますが、その他にも様々な要因が、腰痛の発症に関係しています。原因や病態によって治療法が異なるため、正確な診断がまず重要になってきます。腰の痛みで医師に相談する時には、腰がどのように痛いか、どんな時に痛むか、また腰以外にどこが痛いかなどについて、詳しく伝えるようにしましょう。
腰痛の原因
- 腰痛は様々な要因によって起こります。例えば骨折したときは、患部に痛みが出ますが、骨折を治療することによって痛みも軽減していきます。また、腰痛が続くため医療機関を受診したところ、検査によって悪性腫瘍が原因だったということもあります。
- なお、腰痛の多くは原因がはっきりしない非特異性腰痛です。画像検査などを行っても特に異常が認められないのですが、脳神経の一部に痛みの信号が届いてしまい、痛みが慢性化することもあります。そのようなときは運動療法や薬物療法などによって症状の改善を目指します。
腰痛の検査
- 医療機関では問診や診察、X線検査の画像検査を行い、腰痛の原因に合った治療を組み合わせます。
腰痛の治療法
- 腰痛の治療には、薬物療法、神経ブロック療法、コルセットなどによる装具療法、運動器リハビリテーション、手術治療などがあります。すぐに痛みを抑えられる患者さまもいますが、なかなか治療が難しく、時間をかけて治療を進める患者さまもいらっしゃいます。当院では、詳細な検査を行い、じっくりと治療を行っていきます。詳しくは主治医までお気軽にご相談ください。